以前、こんな夢を見ました。
そのころ飼っていた猫が気がつくと死んでいるのです。息をしていないので慌てて抱き上げると、まるで風船の空気が抜けてしまったかのようにぺしゃんこになっています。私は泣きながら、猫の口に息を吹き込みますが、どこからか空気が漏れているのか、ちっともふくらんでくれません。目が覚めて、すぐに飼い猫の安否を確認したことは言うまでもありません。
幸い、愛猫はいつものようにニャアと鳴いて甘えてきてくれました。
でも、こんな夢を見ると、「うちの子に何か不幸なことが起きるのではないか」「悪いことの前兆では」と不安になります。
飼い猫が死ぬ夢は、どのような意味をもっているのでしょうか?
同じ猫が死ぬにしても、飼い猫のときと、見知らぬ猫のときでは、夢の解釈は違ってくるのでしょうか?
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夢に表れる「死」
言うまでもなく、死は不吉な印象を喚起しますが、伝統的には夢のなかの死は「逆夢」としてよいことと考えられることが多かったのです。自分が死ぬ夢は、悩みごとから脱して、新たな人生のスタートを切ることを暗示しています。
また、死んだ人や動物と話をしたなら、近いうちにいい知らせがやってくることを示しています。
他人や他の生きものの死は、何らかの忠告ととらえられることもあります。
どこか無理をしてがんばりすぎているということかもしれないし、あなたの中の一部が死んで、新たに生まれ変わるということを表している可能性もあるでしょう。
夢のなかの死は、私たちの人生におけるある側面の死や変化を意味しています。
何かをなしとげようという動機が失われてしまったとき、夢ではそれが死として表現されるかもしれません。
また、自分の可能性が失われたと感じるときにも、死や死体の夢を見ることがあります。
誰かに対する愛がなくなってしまったときには、「愛情が死んだ」ということを夢が独特のかたちで伝えてくるでしょう。
自分の感情や、古い自分が死ぬということが、夢のなかの死として表れることもあります。
この夢では、死んでいるのは「飼い猫」ですから、これまで夢見手が慣れ親しんできた心の一部が、失われたか、変化したと考えることができます。
見知らぬ動物や人が死んでいる場合には、また違った見方ができるでしょう。
夢見手のなかの「見知らぬ」部分、無意識的な部分が、いつの間にか死んでいるという警告としてとらえることができると思います。
どのように死んでいるか
どんな理由で、あるいはどのように猫が死んでいるかということも重要です。冒頭の夢のように「まるで風船の空気が抜けてしまったかのようにぺしゃんこになって」死んでいるのなら、それは夢見手の「中身」やエネルギーが失われてしまったということなのかもしれません。
車に轢かれるなどの事故や、あるいは誰か(何か)に殺されるということもあるでしょう。
この場合は、夢を見た人の不安や怒り、罪悪感などが表れている可能性があります。
佐野洋子の『100万回生きたねこ』という絵本には100万回死んで100万回生きた猫が登場します。
村上春樹の『海辺のカフカ』では、猫殺しの男が、猫を捕まえては惨殺するシーンが描かれています。
猫が死ぬ夢のイメージともつながるかもしれません。
猫が死ぬ夢を解釈するには
「夢のなかの猫の死は○○を意味する」と断言できるわけではありません。夢を見た人が何を感じるか、あるいはどんなことを連想するかによっても、夢の意味は違います。
ちょっと時間をとって、夢を味わってみてください。
あなた自身の夢の意味を実感するためには、
夢の連想をふくらませて自分で解釈するための16の質問(前半)
に移動して質問に答えてみてください。
今のあなたの深層心理や、抱えている課題、あるいはこれからのことについて、大切なことを教えてくれるかもしれませんよ。
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